[代表ブログ]子連れコワーキングスペースをオープンして起こった予想外のこと
2019.04.01
日々の声三鷹駅北口から徒歩5分にあるコワーキングスペースBreath代表の本多です。
三鷹にコワーキングスペースをオープンし4ヶ月。
当初、想像していなかった現象が起き始めているのです。
「ここで働きたいです」三鷹・吉祥寺エリアの子育てママからのたくさんの応募が!
世は人手不足のはず…
コワーキングスペースBreathとしては嬉しい悲鳴です。でも、なぜなのだろうと考えてみました。
■働き方の柔軟さがもたらした復職の一歩
コワーキングスペースBreathの勤務は、曜日や時間などの条件をとても「柔軟」にしています。
「週1でも1日2時間でもOK。何でもいいからとりあえず出られる日を言って」と面接で伝えています。こちらとしては、働いてもらえるだけありがたいのでそうしていたのですが、これが実は他ではなかなかない。
特に、スタッフとして働く決断をしてくれたママたちは、2~3名子どもがいる方ばかりで、そこに共通するお悩みが
「働きたいけれど、上の子の動き、下の子の活動スケジュールを合わせるのが大変で一歩が踏み出せなかった」というものでした。
また、7年ぶりに介護離職から復職した60代女性もいます。介護をしながらも、デイサービス利用時間中に、児童館勤務30年の力を存分に発揮してくれています。
■“チームBreath”で地域のお仕事をシェア
子育て中のスタッフは、お迎えや下校時間の関係上、お昼過ぎまでというシフト希望が多い。そういう人がどんどんやってくるので、同じ時間に人が集中してしまいます。
せっかくBreathに共感して働きたいという想いがあるのに勤務できなければ、スキルアップも難しく仕事のやりがいも感じづらい。
そこで、勤務を減らすのではなく、その時間にできる業務を増やすことを目指しました。
具体的には、コワーキング業務の他に、新規案件として地域のお仕事を受注することに。
新しい仕事が生まれ、スタッフをアサインし、委託先からも喜ばれ、企業としても売上にも繋がる、そんな理想的な流れが出来つつあります。
■一人一人のスキルを活かして働いてもらいたい
なぜ、そういった考えに至ったのか。それは、いろんな経歴、特技を持つスタッフにBreathに関わって欲しいからです。
1人フルタイムを雇う選択もありますが、例えば5人の多様なスキルを持ったママチームができたら、興味も関心も広がり、新しい面白いことが始まりそう。
私はしょっちゅう「この人あんなこともこんなこともできるな…!」とワクワクしながら履歴書を眺めています。
そして、Breathという場でのチャレンジは、確実にその人のチャンスに繋がっていくと思うのです。
もちろん、人数が多いとコミュニケーションコストがかかることが課題ではあるのですが、地域の中で企業と社員が持ちつ持たれつの「働く環境」を目指して、今日もお客様と、そしてスタッフと、向き合っていきます。